ドクトル・ルチャの19○○ぼやき旅

【第778回】翌朝から大忙し

土曜日の闘道館でのイベント…ご来場ありがとうございました。お陰様で予想以上のお客さんに来ていただき感謝しています。誰もレスラーが来るわけではないイベントなのに、これほど人が集まるとは…17年間で60回以上、イベントを重ねて来て信用を得られたからではと思っています。そして今回は私の企画したルチャ・リブレ・ツアーの中身に興味を持って下さったからだと思います。感謝、感謝…。ハードな日程だったけれども、内容のとても濃い良い旅が出来たことが、ご来場した人たちに伝えられたかな…と思います。来年は是非、ツアー客の一員になって参加してもらえれば嬉しいです。来場出来なかった方のために予告しておきます。来年の2027ドクトルツアーは9月17日出発予定です。カレンダーを確認されて、あと約10ヵ月半…ゆっくり貯金をしましょう。メインテーマは“レジェンドたちの聖地”グアダラハラ・グアダラハラ♪ 人生観が一変する旅をご一緒しましょう。

意外や意外の盛況でした。

さて、私は巣鴨から帰宅して仮眠し、真夜中に起きた。サウジアラビアのリアドで行われたボクシングのスーパービッグショーがあったのでそれをpay-per-viewで観戦(8時間の生中継)。この大会名が『Mexico vs The World』で、全カードがメキシコ人と他国人たちが対戦するというもの。ルチャの世界でも『Mexico vs Mundial』とか『Mexico vs Japon』とかを対抗戦形式でよくやっているよね。今回はサウジの総合娯楽長トゥルキ・アル・シェイク長官の興行(リアドシーズン)。オイルマネーで、とにかく唸るほど豊富な資金があるので、選手へのギャラも巨額で、演出もレッスルマニア級だ。今回の主役はメキシコ人ボクサーたちなので、チチェン・イッツァのピラミッドを模した巨大入場ゲートや死者の日が近いためメキシコ風の演出がやたらと目を引いた。

入場ゲートはチチェンイッツァのピラミッド。

特にメインに登場するグアダラハラ出身の世界4階級制覇のスーパースター、サウル“カネロ”アルバレスのプロモは、我々がツアーで行ったばかりのオアハカの街をフルに使っての超派手な現地ロケだったので「スゲーッ」と思わず見入ってしまった。またこの日の朝は午前2時からグリーンチャンネルで競馬の世界選手権『ブリーダーズカップ2026』(2日間で14のG1レース)がキーンランド競馬場(米国ケンタッキー州レキシントン)から6時間生中継された。私はボクシング(サウジ)→競馬(アメリカ)→ボクシング(サウジ)→競馬(アメリカ)と、朝8時までチャンネルを行ったり来たり大変だった。そして朝8時から2時間仮眠。11時に家を出て東京競馬場へ。息子が天皇賞(秋)の指定席券を当てたので久しぶりに親子で府中へ行く。

JRAの博物館はプロスポーツ最大!

馬券はメインまで買わず、私は場内の一角にあるJRA競馬博物館へ行ってみる。1991年に完成したこの博物館は日本競馬の殿堂というべき豪華施設。館内は今年10月にリニューアルしたばかりで展示物もかなり新しくなっていた。ここへ行けば日本の競馬の歴史、そして世界の競馬の歴史がすべてわかる。競馬初心者は必ず訪れてほしい場所である。来年2月23日まで「日本競馬の国際化」という特別展も開かれているので、これも必見だ。私はひと通り見て回った後、外に出て、思わず一息ついた。“ああ、ここまで巨大で立派でなくていいけれど、プロレスにもこうした博物館がほしいな”と思った。これは毎回、ここに来るたびに思うことである。私もファンの時代から60年以上プロレスの世界に関わってきた。でも、プロレスを文化として伝える、正史を伝える場所がないことをずっと憂いていたのである。アメリカも、メキシコも、あらゆる分野の博物館(ミュージアム=ムセオ)が存在する。ティファナにはルチャのムセオがある。今年、そこのマウリシオ・ピノ館長とメキシコシティのルチャイベント会場で会った。彼は「あなたのツアーでウチのムセオに来てくださいよ」と言っていた。私は「いつか必ず行きますよ」と答えた。そして“ああ、日本にもほしいなあ…”と、ここでも溜息を漏らしていた。

ティファナのマウリシオ・ピノ館長と。

ただ今ならば、『闘道館』がそれに近い役割をしているようにも思えるのである。あくまでプロレスグッズを買い取って売るというプロレスショップではあるが、入口付近に展示されている品々はプロレス文化と歴史を僅かながら伝えているように思えるのである。また、買う買わないは別にして、店内をしっかり一周すれば、プロレスカルチャーを肌で感じることも出来る。地方からの来客者、外国からのお客さんも多く来店していることを考えれば、闘道館の存在が日本のムセオで、泉館長は日本のプロレス博物館の館長なのかもしれない。私は“プロレスはそれでいいのかも…”とも思った。

『闘道館』の泉高志館長と。

私の本命ダノンデサイルは1着にすっ飛んで来たが、2着は穴が入って、馬券はパーでした(グスン…)。

(写真6)

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