2024年度ラストのGスピリッツ(Vol.74)は12月23日(水)発売だよ。それに先立って表紙とコンテンツの発表です。
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[特集]80年代の新日本×全日本
~ジュニアヘビー級編~
[追想-小林邦昭]
初代タイガーマスク
“虎ハンター”と過ごした日々
[技術検証]
「ストロングスタイル」と「ルチャ・リブレ」
猛虎伝説を築いた“四次元ファイト”の根幹を探る
[証言]
高杉正彦
渕正信
越中詩郎
[スペシャルインタビュー]
ドリー・ファンク・ジュニア
NWA世界王座に君臨した4年3ヵ月
[短期集中連載‐最終回]
シッシー、国際プロレスLOVEを語る
宍倉清則(元『MAT FAN』会長)
[書籍刊行連動企画]
東富士
元祖・横綱レスラー奮戦記
【前編】なぜ力道山は「神」に恥をかかせたのか?
[カズ・ハヤシ引退記念インタビュー]
林和広が「獅龍」だった時代【後編】
[マリーゴールド旗揚げ記念インタビュー]
ロッシー小川
昭和がイチバーン!【後編】
[ドクトル・ルチャの現地リポート]
エル・イホ・デル・サント引退ツアー第1弾
客席から現れた3代目聖者が…父親を救出!
[アリーバ・メヒコ]
フエルサ・ゲレーラ
善を知らない“暴力戦士”は世渡り上手の謀略家
【前編】潰された「フエルサ・ウォー」のデビュー計画
[原悦生の格闘写真美術館]
第74回「39歳の天龍源一郎」
ということで、今回も充実のラインナップ。特集は9月に亡くなった邦昭さんを偲び、そこを軸にして展開する『80年代の新日本×全日本 ~ジュニアヘビー級編~』。改めてあの時代に新日本で開花し、全日本にも波及したジュニアヘビー級黄金時代を考察する。巻頭の初代タイガーマスクのインタビューでは佐山さんが何処にも喋っていない邦昭さんとの思い出話、今まで検証されたことのない知られざる小林邦昭の戦いの歴史に光を当てたので、是非とも読んで頂きたい。
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締め切り直前でマイティさんの訃報が届く。無理やり捻じ込むのを止め、そこは次々号で改めて取り上げる方法にした。そしてアナクラ氏こと宍倉清則氏の国際LOVE連載もいよいよ最終回。アッと驚くフィナーレが待っているのでお楽しみに。このインタビューを収録し、原稿が上がった時点ではマイティさんはご健在だったので、そのまま入稿している。でも、インタビュー内には随所に井上愛が溢れているので、チェックをお忘れなく。真のマイティLOVEと追悼コメントは、29日のトークショー内でアナクラ氏から聞くことにしよう。当日は国際プロレスが好きだったファンの方たちが集まってくれると思うので、そこで追悼の10カウントゴングを鳴らしたいと思う。また、それとは別に邦昭さんのための10カウントゴングも改めて鳴らしたいと考えています(Gスピ最新号を掲げて…)。井上さんも、邦昭さんも、『闘道館』での私のイベントに来てくれた大事な方なので、みんなで故人に哀悼の意を捧げたいと思います。
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そうそう、この写真の流血。「どうせ、血のりは後づけだろ」みたいに捉えられている方もいるようだが、これリアルです。元が白黒写真なので、血の部分だけを赤く着色しただけで、実際に流れた血です。これは1988年3月25日、品川のパシフィックホテルでの『チャンピオンベルト・カーニバル』の開幕前日会見での事件。あの8・26武道館以来9年ぶりのブッチャーとシンの合体で、ブッチャーが割った瓶の破片がアナクラ氏の額に刺さって流血したのだ。翌日の新聞は「取材の雑誌記者が流血」と書き立てたものである。「目に飛んで来ていたら失明ですよ」。つまり「リアルで、ナチュラルな」流血だったのだ(私も現場にいた!)。この時のことは去る11月に、東スポのWebの携帯アプリ専用記事で取り上げられたので、まだ見られるのなら読んでみてほしい。生でその話を本人から聞きたい方は是非、29日にお越しください。今回、このポスターを作る時にアナクラ氏から「是非、あの写真を使いたい」とお願いされたので、特別に東スポさんに依頼しました。私は「う~ん、せっかく血が出ているならば、金網風のバックにしよう」と、デザインを頼んで完成したのがコレ。「そこに国際愛はあるんか―」というキャッチコピーは、連載で7回インタビューしてきて、「本当にこの人、国際を愛しているんだなあ」と、すごく感じる時と、「あれれっ、何でそこは国際じゃないの?」と頭を傾げる時もしばしばあった…。だから、こういうパクリのコピーにしたわけである。「あるんか」「ないんか」…みなさんはどっちだと思いますか(?)。それを確かめるために、23日発売号の連載最終回を読み、そして29日のトークショーに足を運んでほしい。