日曜日のダービーの興奮が冷めやらない。６万人まで入場制限が回復した観衆の中で、石川さゆりの国歌も聴いた。で、ＰＯＧ（ペーパーオーナーゲーム）の指名馬のキラーアビリティと６着とジャスティンパレスは９着に沈んだが、８番人気と10番人気だったことを思えば善戦したと思う。実質的、ディープインパクト最後の産駒、ノーザンファーム生産馬で、自分が1年前に選んだ２頭をダービーに送り込めた。これは自画自賛したい（ドヤ顔）。「６着と９着じゃあ、馬券は外したんですね」と思うでしょ。それはそれで、本線は別。ガチンと３連単を取ったよ。33番人気、157倍の ⑬-⑱-③を1100円分買っていたので17万円をゲットしました(ドヤ顔)。有馬記念の時はドローンを買ったので、今度も記念に何かを買おう。第１候補は４Ｋ有機ＥＬテレビ、第２候補は自動乾燥除菌の食器洗い機、第３候補はＧＰＳカラー地図搭載の腕時計かな…。夜は2022-2023ＰＯＧドラフト会議があった。５時間にわたる白熱の会議で、来年のダービー馬探し。朝から深夜まで馬尽くしの一日だった。
さて、先週の火曜日には新間さんと小佐野景浩氏、小林和朋氏との食事会があった。美味しいご馳走を食べながら懐かしい昔話に花を咲かせる。新間さんは昔からウォーリー山口、清水、小林、小佐野の月刊ゴング若手四人衆を「少年探偵団」と呼んでいた。『少年探偵団』とは江戸川乱歩の小説で、名探偵・明智小五郎をサポートする、子供だけで構成された探偵団のこと（リーダーは小林少年だったと思う）。新間さんの目にはファンクラブからゴング入りし、新日本の会場等でウロチョロ取材する我々が少年探偵団と被ったのであろう。とすると竹さん（竹内宏介氏）は明智小五郎ということになる。リキパレス観戦時代から竹内さんの存在を知る新間さんは竹さんのことを、ずっと「竹内の坊や」と呼んでいた。御年86歳の新間さんには、いつまで経っても「坊や」と「少年」なのだ。
『少年探偵団』の設定をリメイクしたのが1994年～の『名探偵コナン』（青山剛昌原作）である。ここにも少年の探偵団が出て来る。そのリーダーが江戸川コナン。でも、カタカナでコナンといえば、92年旗揚げのＡＡＡの大エースのコナンしか私の頭になかった。ちなみに94年11月の新日本にコナンは来日している。なぜメキシコ人に超大受けしたのかわからない風貌のコナン（キューバ人）。あのコナンともいろいろ思い出があったから、その印象が強くて、江戸川コナンが私の頭に入り込むのには時間がかかった。
そういえば、青山氏の生まれ故郷の鳥取の空港は2015年に「鳥取砂丘コナン空港」って愛称になったのを知っていますか。昔は取材でよくこの空港を使った。鳥取産業会館に行くために…。2019年12月に鳥取から米子へ車を走らせていたら、北栄町という青山氏の出身地に「青山剛昌記念館」を発見し、寄ってみた（今年４月は目の前を通っただけ）。田舎とは思えぬとっても立派な施設にはファンが多く来場していた。ここ、コナンファンには必見のミュージアム、聖地のような場所である。
コナンの縁（？）はそれだけでは終わらなかった。昨年末、本門寺の力道山の法要へ行った時に新間さんに「清水、お前、名探偵コナンって知っているか。アニメのやつ」と突然言われる。「はい。コナンが何か…」、「もし好きならコナンのカレンダーをあげるよ」と意外なお言葉。「あのさ、コナンの声優をしている高山みなみは俺の姪っ子なんだよ。俺のカミさんの姉の娘なんだ。作者の青山と結婚して、２年で別れたけどね。カレンダーにはサインを入れさせるからさ」。「息子とウチのカミさんもコナンのファンだから、喜んで頂きます」。ということで意外なところから意外なグッズをゲットすることが出来たというわけ。
あの“過激な仕掛け人”がコナンのテレビや映画を観る図は想像できないが、あれを観ながら「プロレス界の少年探偵団」のイメージが蘇ったのだろうか。「あの時代のプロレスを作ったのはレスラーや我々団体関係者だけではないんだ。竹内の坊やと少年探偵団の活躍あってのことなんだよ」（これが最近の新間さんの口癖）。その時代のプロレスを知らない人たちに対して「少年探偵団の連中はさあ、すごいんだよ…」と説くのも、新間さんの得意技になっている。でも、あの時の少年たちは、もう60歳を超えた初老探偵になってしまった。そんな40年前の少年探偵の新日本担当である小林くんをゲストにしたトークショーは、チケットも順調に出ているようだ。いいね、あの時代…何十年経っても色褪せないのが最高。楽しみだね、当日が…。
いま、ジャンボ鶴田23回忌追善興行を見終えて帰宅。速報は他のサイトにお任せして、来週はこの裏話でも書くかな。
